任意整理の解決事例

60代　女性　大分市在住無職

ご相談内容

専業主婦をしています。夫は50代ですが、会社にリストラされ、今はアルバイトをしています。

なかなかいい仕事が見つからず、家計の収入が少なくて、生活費として夫も私も借入れを始めました。
夫との出会いのキッカケがパチンコということもあって、パチンコが趣味なんですが、これも借金の原因の一つです。今は、私の分で、２社からの借入残高が合計約100万円あります。この他に夫にも借金が残っています。

生活が苦しくて、これ以上返済できそうにありません。
私は、過去にすでに完済している業者が１社あります。

過払い金による借金一括返済で解決

完済している業者から過払い金を５２０万円取り戻しました。
約１００万円あった２社の借金残高は、交渉により約７０万円に減額し、過払い金で一括返済しました。
そこから弁護士費用（法テラスご利用）を差し引いても、約３７４万円をご本人様にお返しできました。

	ご相談前	ご依頼後
借入残高	約１００万円	約７０万円（交渉により減額。過払い金により一括返済して０円に）
月返済額	約３万５０００円	０円

取り戻した過払い金返還額　５２０万円
＊他社残高の支払いや弁護士報酬等を引いた実際のご本人様への返還額

深田法律事務所の解決への道筋

まず、借入残高がある２社からの督促をストップさせました。
そして、すでに完済している貸金業者１社については、２０年以上取引があり、高すぎる金利での完済ですので、過払い金（払い過ぎたお金）の返還が見込めました。しかし、この業者は、１４年以上前の取引履歴をすでに破棄していると回答してきました。そのため、過払い金の支払いを求める裁判を起こしました。裁判の過程で、全部の取引履歴の開示を求める手続をとったところ、一部の取引履歴が実は開示されていないことが発見されました。

これにより、こちらのほぼ要求額の５２０万円の過払い金返還の和解ができました。
そして、借入残高のあった２社の合計約１００万円の借金も、高すぎる金利を法律の金利に改めたところ、約７０万円に減りました（借入期間がいずれも３年ほどであったため、過払い金までは生じませんでした）。

この２社約７０万円の借金は、さきほどの５２０万円の過払い金から一括返済しましたので、最終的に借金残高は０円になりました。
本件は法テラスご利用でしたので、法テラスの弁護士費用基準にしたがって、弁護士費用を差し引かせていただきました。

その結果、約３７４万円をご本人様へお返しすることができました。
なお、夫の方は、当事務所で破産手続をとって、こちらも借金は０円になりました。